誰かを亡くした後の悲しみは、言葉では追いつかないほど深いものです。その痛みの中で「支えが欲しい」「一人では生きていけない」「なぜこのようなことが起こるのか」と思うのはごく自然なことです。天使はあなたのその悲しみに真正面から寄り添うことができます。
大切な人を亡くしたことをきっかけに、ミディアムシップやスピリチュアルな学びに興味を持つ方は少なくありません。「あの人ともう一度繋がりたい」「向こう側の世界を知りたい」—そのような思いが強い喪失体験から生まれることは、とても自然な感情です。
実際、現在活躍しているミディアムの中には愛する人の死をきっかけにその道を歩み始めた方もいらっしゃいます。その動機の純粋さは否定されるものではありません。
ですがひとつ知っておいてほしいことがあります。ミディアムシップは特定の故人を霊界から呼び出す技術ではなく、また、確かなエビデンスをとるためには長い修練が必要な世界です。スピリチュアルを学び始めたばかりの方にとっては、最初の一歩としてはかなり難しく感じられ戸惑ってしまうかも知れないとも思うのです。
「繋がりたい」と「癒されたい」は少し違っていて、向こう側の世界を知りたい気持ちと悲しみを癒したいという気持ちの両方があるなら、まず後者に向き合うことが長い目で見てもあなたを助けるのではないかと思うことがあります。
亡くなった方は遠い場所に行ってしまったわけではありません。それでも彼らは今、新しい場所で新たな歩みを始めています。彼らは天国からあなたを愛で見守り、こちら側の世界やあなたのことを思っている以上によく知っていますが、故人はあなたの守護天使のような役割を担うわけではありません。
残されたあなたの寂しさ、悲しみ、後悔、離れがたい思い—それらすべてに寄り添い、愛を送り、励まし、メッセージをくれる存在として「あなたのために」働けるのが天使なのです。
見えない世界を知りたい、霊的な繋がりを深めたいという思いの探求心を否定するつもりはまったくありません。
ただ順序としてまず天使を通して見えない世界との繋がりの基礎を体験し、悲しみを癒してからミディアムシップの学びに進むことも悪くないのでは…と思うことがあります。
天使とのつながりはミディアムシップほどの技術を求められないため、癒しを受け取りながら霊的な感受性を自然に開いていく土台にもなりますし、オラクルカードのようにメッセージを気軽に受け取る道具も豊富にあります。まずは天使を通して悲しみを癒し、見えない世界の基礎を身に着けてからミディアムシップに進むか考えてみるのも良いのではと思います。